あるプログラマの日記

プログラマのメモ、出来事、考えたこと、勉強とかの雑記

時間効率と要求仕様

時間効率よく、ソフトウエア開発の仕事を行うには、要求仕様を矛盾なく、過不足なくまとめて文書化することが、最重要という認識がさらに強まった。
仕様は、固定化されるものではないので、常に変更される可能性が高い。しかし、だからと言って、要求仕様をまとめないのは、もちろんよくない。仕様をまとめていないと、どのように仕様が変化しているのかもわかり辛い。下手をすると、何が仕様であるかが、明確でなくなることがある。
コーディングは、仕様の見直し、細部に矛盾が生じないかの確認も兼ねている部分がある。仕様のレビューが行われていないときは、コーディングが仕様のレビュー代わりになって、コーディングの進捗がまったくはかどらないこともある。それでも、不明瞭な仕様が確定する分、少しずつではあるが、前進しているとは思うのだが、実にはがゆい状態だ。仕様が確定していないのに、コーディングを開始してもほとんどコードは書けない。(あたりまえ)
設計やコーディングの作業効率を上げるために、逆に仕様を変更できる場合もあるのだが、もちろん、仕様確定が設計やコーディングより先に作成するべきだ。仕様変更を前提にしてもよいから、たたき台としての仕様は、当然、コーディング前に必要。