あるプログラマの日記

プログラマのメモ、出来事、考えたこと、勉強とかの雑記

過剰な作業量と責任感?

プロジェクトでの開発作業が一人の開発者に集中するケースでは、そのチームは、別のプロジェクトでも、同じパターンにはまっています。

原因として考えられること

  1. 作業が集中する開発者は、技術的スキルが高く責任感も強い。
  2. チーム内に開発経験の浅い技術者が多い。
  3. 作業が集中する開発者は、仕事を一人で抱えてしまう傾向が強い。
  4. 作業が集中する開発者は、プロジェクトを掛け持ちしてしまう。
  5. 仕様がなかなか確定されない。

上記の1 の責任感の強さの結果が 3, 4 となってしまっているようです。
これは、純粋な個人の責任感に由来するというより、組織(会社)の期待や圧力を、開発者が過剰に感じてしまって、それにこたえようとして仕事を一人でかかえてしまうことが多いと思っています。個人の性格的な問題もあるのですが、ソフトハウスでの一般的な傾向のように思います。作業量、仕事量は、開発者のスキルや人数に応じて確定されるべきなのですが、営利組織たる会社の目的(売上増加至上主義)のため、それはしばしば無視されているようです。

上記の5 についてですが、
要求仕様が不明確なため、なかなかプログラミングを進められないのですが、なぜか納期は確定しているというケースが多いです。ユーザも開発作業への影響を考慮せずに、仕様の要求が、プロジェクトの後半にでてくることも大きな原因です。これは、トラブルプロジェクトの発生原因の一番大きな原因となっていると思います。要求仕様をまとめる能力が、ユーザになく開発サイドもそれをフォローする能力がないことが、状況を悪化させています。

  • 解決への対策
    • 要求仕様を確定する能力を高める
    • 組織(会社)の期待や圧力に対して、過剰な対応はしない。
    • 無理な作業量の仕事に対しては、受けれないことを強く説明する。